リトミックとは

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リトミックは、スイスの作曲家・音楽教育家であるエミール・ジャック=ダルクローズが創始したもので、フランス語でリズムという意味です。
リズムや音楽を利用して、遊びながら集中力・観察力・想像力・創造力・表現力・理解力・リズム感そして感性を育て、豊かな人間形成の土台を築きます。
海外では、古くから幼児教育に取り入れられてきましたが、日本でもその成果が認められ、子どもの初期教育の基礎的なものとして定着してきました。

幼児期は、心と身体が急速に発達する時期です。
歌ったり、踊ったり、楽器を鳴らしたり、様々な形で表現する事により、リズム感や音感が身につくだけでなく、身体を動かす事によって運動神経も育まれ、
楽しい遊びの中から、人との関わり方や相手を思いやる気持ち・協調性も身につきます。

リトミックにとって、音楽は手段です。
音楽を通し楽しく遊びながら右脳を刺激し、あらゆる感性、五感・リズム感を育て、豊かな人間形成の土台作りをしていきます。

お子さまにとって幼児期は将来への第一歩としてとても大切です。
その時期に、きちんとした方法で楽しい音楽を体感・習得していくことにより、より大きな成長へと結びついていきます。

子どもの成長過程における全ての基礎になる

子どもたちは成長過程の中で色々な学びと出会います。
習い事もそうですが、その全ての基礎になる教育がリトミックなのです。

遊戯のように、決められた振付を記憶して動くのではなく、講師の演奏する音楽を聴いて反応して動き、表現することは、感じ取って考え表現するという非常に大切な動きのトレーニングになります。また、音楽を聴いて即時に反応することを大切にし、集中力や反応力を養い、感じ取ったことをすぐに表現することで、エミール・ジャック=ダルクローズの言葉にあるように「音楽を手段として、個々の知的能力と肉体的能力の調和をはかる」ことができるのです。

ピアノや楽器演奏には?音を聴くことに慣れ、フレーズを感じる力・表現力が豊かになります。
各種スポーツには?リズム感が身につくことにより、呼吸やタイミングが自然と備わります。
ダンスやバレエには?感性が身につき、表現にメリハリがつけられます。
英会話には?聴く力が備わり、幼い頃から人とコミュニケーションを取る力が養われます。